同样是白色:西式“婚纱”与日式“白无垢”有什么不同?
同じ白だけど…? 「ウエディングドレス」と「白無垢」の微妙な違い 虽然是一样的白色…?“婚纱”与“白无垢”微妙的不同 花嫁衣装に選ばれる色といえば、西洋のウエディングドレスも日本の白無垢も「白」。白には「純粋」「無垢」「汚れのない」などのイメージがあり、初々しい花嫁にふさわしい色とされるからです。しかし、カラー&イメージコンサルタントの花岡ふみよさんによると、西洋と日本では、その意味合いに微妙
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2017-09-12

同じ白だけど…? 「ウエディングドレス」と「白無垢」の微妙な違い

虽然是一样的白色…?“婚纱”与“白无垢”微妙的不同

花嫁衣装に選ばれる色といえば、西洋のウエディングドレスも日本の白無垢も「白」。白には「純粋」「無垢」「汚れのない」などのイメージがあり、初々しい花嫁にふさわしい色とされるからです。しかし、カラー&イメージコンサルタントの花岡ふみよさんによると、西洋と日本では、その意味合いに微妙な違いがあるようです。

说到新娘穿着要选择的颜色,无论是西洋的婚纱还是日本的白无垢都是“白色”。对于白色我们总是有“纯粹”“无垢”“没有污染”的印象,对于初次结婚的新娘来说是非常合适的颜色。但是,颜色印象顾问花岡富美小姐则指出,西洋和日本,对于这点的定义有着细微差别。

 

白無垢の始まりは室町時代のこと

白无垢起源于室町时代

 

まず、ウエディングドレスは18世紀ごろの欧州が発祥とされており、本来はキリスト教における婚礼用の衣装でした。花岡さんによると、諸説はあるものの、白のウエディングドレスが一般に普及したのは1840年、英国のヴィクトリア女王が結婚式で白のドレスを着たことがきっかけとされています。

首先,婚纱发祥于约18世纪的欧洲,本来是基督教用于婚礼的服装。花岡小姐说到:虽然说法不一,但普遍认为白色婚纱从1840年起迅速普及,契机是英国维多利亚女王在结婚典礼上穿着白色的裙子。

「当時はウエディングドレスの色に決まりがなく、女性たちはさまざまな色のドレスを婚礼の場で着用し、式後もドレスをリフォームして着回していたようです。ただし、裕福な上流階級の女性たちはほとんど着回さず、若い女性の正装用だった白のドレスをウエディングドレスとして着用していました。ヴィクトリア女王はこの例にならい、白のドレスを着用したと考えられていますが、このロイヤルウエディングがきっかけで『白のウエディングドレス』が流行し、庶民にも浸透したのです」(花岡さん)

“当时还未决定婚纱的颜色,女性在婚礼上会穿各种颜色的裙子,婚礼结束后还能改造成普通裙子来穿。但是,富裕的上流社会的女性们基本不会反复利用,年轻女性把曾经作为正装用的白色裙子作为婚纱来穿。维多利亚女王也是因此才把白色裙子当婚纱来穿,但是借着皇室婚礼的契机让白色婚纱流行,一般民众也开始效仿。”(花岡小姐)


英国のヴィクトリア朝時代において、花嫁は処女であることが求められ、それを視覚的に示すのが白のウエディングドレスでした。また、技術力の向上により、シルクやレースの大量生産が可能になったことも、白のドレスの普及を後押ししたと考えられます。

在英国维多利亚时代,要求新娘必须是处女,婚纱就是视觉性地体现这一特质的代表。同时由于生产力的上升,绸缎和蕾丝都可以被大量生产,也为白白婚纱的普及贡献了力量。

 

 

一方、日本で婚礼に白無垢が着用されるようになったのは室町時代。つまり、西洋よりも早く、白い衣装が婚礼用として取り入れられたことになります。「白」である理由は、日本では古くから「白」は太陽の光の色であり、神聖な色だったことによる、という説が一般的だそうです。

另一方面,日本婚礼上开始穿着白无垢始于室町时代。也就是说,日本比西洋更早地就将白色衣服利用到婚礼中去。用“白色”的一个理由是,日本从古时开始就把太阳光的颜色用“白色”形容,白色是一种神圣的颜色。

「白無垢はその名の通り、何にも染まっていない無垢な状態で嫁ぎ、婚家に染まることを示します。つまり『白』には、奥ゆかしさを重んじる日本ならではの意味合いが込められているのです」

“正如白无垢其名,新娘在一尘不染的无垢状态下出嫁,染上丈夫家的颜色。也就是说白色融入了日本典雅雅致的意味。”

 

娘時代と決別する「死に装束」の意味

表达与少女时代诀别的“死之穿着”的意思

 

ところで、日本には故人を送る時に白い衣装を施す「死に装束」という風習があります。人生の門出を迎える花嫁が、故人と同じ色の衣装を身に着けるのは縁起が悪いようにも思えますが、そもそも日本人には「白=不吉」という概念がありません。

不过在日本有个风俗习惯,送葬时会给故人穿上白色衣服“死之穿着”。新娘出嫁本是一件喜事,可能有人会觉得和死人穿一样颜色的衣服很不吉利,但说到底日本人并没有“白色=不吉利”的概念。

「当時、女性が他家に嫁ぐ際には『生家で身に付けた習慣や風習、しきたりなどを全て捨て、生まれ変わったつもりで嫁ぎ先の家族として生きる』という覚悟を強いられました。つまり、白い花嫁衣装は娘時代と決別するための『死に装束』としての意味合いもあったのです」

“当时,女性在出嫁时必须要有‘在娘家沾染的风俗习惯要全部舍弃掉,重生作为新家的成员活下去’的觉悟。也就是说,白色的婚服融入了一种对少女时代诀别的“死之穿着”的意思”

その後、白無垢は時代によって少しずつ変化。江戸時代には綿入れの白打掛を羽織り、婚礼後の色直しでは、花婿から贈られた色物の衣装に改めるように。明治時代になると、黒ちりめんの振り袖が花嫁衣装として一般的になったこともあるようです。

在之后,白无垢根据时代的变化也在变化。江户时代是用棉质的羽织白打褂,婚礼结束后换成新郎赠送的艳丽衣服。到了明治时代,用黑色绉绸的振袖和服作为婚礼衣装的习惯广为流传。

「日本で実際に白いウエディングドレスが世間一般に広まったのは1980年代以降。テレビ中継される芸能人の結婚式が大きく影響したと言われています。トレンドの変化はあれど『白い衣装で嫁ぐ』ことへの特別な思いは変わらないのかもしれません」

实际上日本广泛普及白色婚纱是在1980年代之后。听说是受到了电视转播的艺人婚礼的影响。虽然潮流会发生变化,但或许大家对于‘要穿着白色衣服嫁人’的愿望一直不会改变。”

 

来源:6:10配信    

翻译:你里滴滴

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