日本传统颜色——臙脂色(えんじいろ)
色の名前     颜色的名称 臙脂色(えんじいろ) #9B003F 色の説明     颜色的说明 臙脂色(えんじいろ)とは、黒みをおびた深く艶やかな紅色のことです。臙脂とは古代に中国より伝わった化粧紅などの顔料の名前に由来しますが、『臙脂色(えんじいろ)』として一般的に広く使われる様になったのは、化学染料が広まった明治中期頃からです。胭脂色是指艳丽的暗红色。胭脂来源自古代从中国传到日本的化妆
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2017-07-24

色の名前   

 颜色的名称
臙脂色(えんじいろ)
#9B003F
色の説明   

 颜色的说明


臙脂色(えんじいろ)とは、黒みをおびた深く艶やかな紅色のことです。臙脂とは古代に中国より伝わった化粧紅などの顔料の名前に由来しますが、『臙脂色(えんじいろ)』として一般的に広く使われる様になったのは、化学染料が広まった明治中期頃からです。
胭脂色是指艳丽的暗红色。胭脂来源自古代从中国传到日本的化妆红(腮红)等颜料的名字,从化学染料普及的明治中期开始“胭脂色”被广泛使用。

 

古代の中国では、辰砂(しんしゃ)から作られる顔料の『朱(しゅ)』にヤギの脂を加えて化粧紅を作っていたことから、「脂」の字が化粧紅を指していました。
古代中国从辰砂(しんしゃ)(硫化汞矿物)中制造出颜料“朱(しゅ)”(朱色),其中再加入羊脂制作出胭脂红,所以「脂」字用来指代妆红(腮红)。

 

また当時、「燕(えん)」の国の紅が非常にすぐれていたため、燕産の化粧紅がブランド化し「燕脂(えんじ)」と呼ばれました。それが後に『臙脂(えんじ)』と呼ばれるようになったようです。また別の説では、中国の紅花の一大産地「燕支山(えんじざん)」に由来するともいわれています。
另外当时因为“燕(えん)”国的腮红非常好,所以燕国腮红成为品牌被称为“燕脂(えんじ)”,之后就发展成了“臙脂(えんじ)”。还有一种说法是从中国红花的一大产地“燕支山(えんじざん)”由来的。

 

我が国では奈良時代の『正倉院文書(しょうそういんもんじょ)』に『烟子(えんじ)』『烟紫(えんじ)』と、また平安時代の辞書『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』には、『焉支』『烟支』『燕支』などと記されていますが、いずれも顔料の名前を指しており、色名ではありません。
在日本奈良时代的《正仓院文书》中有“烟子(えんじ)”、“烟紫(えんじ)”,而平安时代的词典《和名类聚抄》中也记载着“焉支”、“烟支”、“燕支”等,但这些都是颜料的名称,并不是指颜色。


色料の臙脂には、紅花を染料とする植物性の『正臙脂(しょうえんじ)』と、臙脂虫(えんじむし)(ラックカイガラ虫・紫鉱(しこう))やサボテンに寄生するコチニールの雌虫の赤い色素からとれた動物性の『生臙脂(しょうえんじ)』の二種類に分けられます。ともに『深紅(しんく)』のような濃い紅色ですが、『生臙脂』のほうがわずかに紫色を帯びて濃厚です。
染色颜料胭脂分为两大类,一类是以红花为染料的植物性“正臙脂”,还有一类是动物性的“生臙脂”,是从寄生在仙人掌上的臙脂虫(即胭脂虫/紫矿)的雌虫上提取的红色色素即“虫红”。虽然这两类都是像“深红”那样很深的红色,但是“生臙脂”带有微弱的紫色而显得更浓厚。

 

ちなみに、臙脂虫などから採集された天然の色素は、化学染料が広まった現在でも友禅や紅型の染料として広く利用されています。またコチニールといえば食品を赤く染める天然の着色料として有名ですが、コチニールでより濃く染めた色は『洋紅色(ようこうしょく)』と呼ばれます。
此外,即便在化学燃料普及的现在,从胭脂虫采集的天然色素,依然作为友禅染和红型染(日本传统染色技法)的染料而被广泛利用。另外说到“虫红”,作为染红食品的天然着色剂也很有名,用“虫红”染出的一种更深的颜色称作“洋红色”。

 

臙脂色は、最近では「早稲田大学」のスクールカラーとして認知度が高い伝統色名といえるでしょう。
胭脂色最近作为“早稻田大学”的“school color”(指学校社团颜色、象征性的颜色等即校色),可以说是知名度很高的传统颜色吧。​

 

 

资料来源:http://irocore.com/enji-iro/

翻译:知诸学院 akatuki

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